原稿進捗が思わしくないので、例大祭の原稿どうするか悩み中。
描こうと思ってた話はちょっと延期して、他の描きやすいもの描くかも。
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電動ガン話。
MAGPUL PTSの電動ガン、MASADA SV。
1ヶ月くらい前に購入したけど、手を加えるのに時間がかかりまくるので
急がずちょこちょこ弄ってました。
全然完璧とはいい難いけど、ある程度動くようになったのでそろそろ一旦まとめ。
とりあえずお目見えから。
カラーはダークアース。初めて買った色だけどなかなかいい。
SVというのはストリームラインバージョンの略で、要するに廉価版です。
通常版との違いは素材とストック、それとフリップアップサイトが無いことなど。
でもストックのデザインはこっちの方が断然好きなんですよね。
折りたたみはできませんけど。
動くようになった、というのは少し誤解を生じそうですけど、
このままなら十分動きます。というかバッチリ快調です。
電動ガンとしては即サバゲー投入してもいいんじゃないかってくらい。
ホップパッキンくらいは交換した方がいいらしいですけど。
そこで登場するのがこちら。MASADAのガスブローバック化キット。
なんとこのキットを組み込むことで、電動ガンがガスブローバックガンになります。
こいつは凄い。
MAGPUL PTS純正のキットなので説明書もバッチリ!
ペラ紙1枚に載ってるたったコレだけの作業で簡単変身!!
・・・・・・なわけないよね。
その辺は海外製ガン。そう簡単に動いてくれるわけがない。
まず各所の摺り合わせが必要。海外製は大抵作りが甘いから仕方がない。
中でバシバシ動くボルトの、フレームと触れる部分を丁寧に耐水ペーパーで磨く。
写真撮ってないけどこれはまあどこが当たるのかよく確認して磨くだけなのでまだよし。
そして異常に強いリコイルスプリングとハンマースプリング。
なんでも海外仕様のガスを使う前提だからだとか。これを交換しておきたい。
交換しなくても動くっちゃあ動くんだけど、厳しい動きだと言わざるをえないんですよね。
ハンマースプリングはWAのM4用パーツが互換性あるので代用すればOK。
問題はリコイルスプリング。代用品がありません。
なので・・・・・・
じゃーん、バネ屋さんに頼んで作ってもらいました。
調べたら1本からオーダー受けてくれるバネ屋さんって結構あるみたいです。
上が標準のスプリング、下が新たに設計してもらったもの。
ついでにメッキしてもらったので綺麗。
写真だとわかりにくいけど線径がちょっとだけ細く、バネのテンションが2/3程度です。
設計に必要なバネのスペックは、ネットで探して先人の知恵に頼りました。
こっちがハンマースプリング。左が標準、右がWA用の120%強化スプリング。
強化といっても標準がWA用の150%くらいあるそうなので、これでだいぶ弱めることができます。
まずはハンマースプリングから交換。
トリガーパックのイモネジ2つ外して、中の部品&小さなバネを抜き、
セレクタレバーも取り外すと、トリガーパックがずっぽ抜けます。
そしたらトリガーパックの横から固定ピンを抜いてハンマーを取り外し、
スプリングを交換するだけ。
・・・スプリングがどう取り付けてあるのか確認する前に外しちゃって、やけに苦労したのは秘密。
続いてリコイルスプリング交換。
これはテイクダウンしたらすぐアクセスできるとこにあるので簡単。
・・・なんですが、後退量が大きくて燃費が悪いので、
スプリングの底にワッシャーと固めのスプリングを仕込んで、バッファを作ります。
これもカスタムしてるサイトで紹介してあったのをそのままマネしただけ。
ここまでやってようやくそれなりに動くようになりました。
なおバッファを仕込んだおかげでボルトハンドルのストロークがちょっと短くなりました。
試射する。ばしこばしこばしこ。いい。なかなかいい。
が!
ばしこばしこばしこ、ガツン!?
なんか弾を噛んでしまい、ノズルの弾押し出すところが変形してしまった・・・。
給弾不良を起こしてしまい、頭を抱えるハメに。
原因はこちらのマガジン。
左はWAのヘビーデュティマガジン、右がG&PのP-MAG。
デザインは右の方が好きなんだけど、動きは圧倒的に左が良好。
というかP-MAGは満足な動きを得られず。
しかしヘビーデュティマガジンは弾を吐き出す口の部分の作りがちょっと違い、
発射された弾が傷だらけになっていました。
結局ヤスリでゴリゴリ削って耐水ペーパーで綺麗に磨き改善はしたけど、
凹んだノズルは交換しなければなりません。
仕方ないので金属でできた頑丈なものに変更。たけぇ。
このノズルは他にも機能があるんだけどまあ難しい話は割愛します。
ポン付けはできなかったので電動ルーターで干渉部分を少しだけ削る必要がありました。
ちょっと重くなるのが動きに影響ありそうで気になるところ。
結論を言ってしまうと、交換後ボルトストップがかかりにくい現象に見舞われます。
ただこの重量差が原因なのか、ノズルの作りが違うことが原因なのか、その辺はまだ調査中。
リコイルのパワーが足りてないのか、後退量が足りていないのか。
ガスの流れを弾ではなくリコイル側に全力で流しても改善しなかったので、
ガス量の問題でもない=リコイルのパワーが足りてないわけではない。のか?多分。
またボルトリリースボタンを本当に軽く軽く抑えて試射するだけで、きちんとストップがかかるので、
後退距離が足りてないというわけでもない。
さっき仕込んだリコイルスプリングのバッファを短くすると、ある程度かかるようになったので
マガジンのボルトストップをかけるレバーの力が足りず、ボルトが後退してから前進する間隔が短かすぎ、
その間にレバーが上がりきらないのかもしれません。
じゃあバッファを短く・・・とおもいきや、短くすると弾ポロしたのでこれもだめ。
スプリングバッファにしてるのでリターンが早すぎる、なんて可能性もあるのかな?
なんとも難しい。そして難しいのがとっても楽しい。
とりあえずボルトストップの不調さえ除けば、セミ射撃性能は満足する水準になってきたので
ここらで一旦落ち着いて、また色々調べて暫くしてから再度弄ってみようと思います。
冬はGBBにとって最悪の季節なので、春や夏になればちゃんと動くという可能性も大きいしね。
切り札としては、マガジンのボルトストップのレバーのスプリングをまた設計して
強いものに換えてしまう、ということも・・・?
いや強すぎるとブローバックに悪影響があるかもしれないので上手くいくとも限らないし、
これは最後の手段か。
ま、そんなわけで長々とMasada弄りあれこれでした。
こうやって失敗の連続で試行錯誤してるのがまた面白くもあり、
しかしさっさとバッチリ大満足な結果を出して欲しくもあり。
本気できちんと動かしたいだけなら、どこかショップで相談するのが無難でしょうけどね。
他に付けてるパーツは、
リアルサイズハンドガードと、Aimpoint T-1タイプドットサイト、スリングポイント、
それから頂き物のフリップアップ式のバックアップサイトと、アングルドグリップ。
以上かな? あとグリップ付けるためのレールもか。
電動ガンに戻すのも簡単なので、冬場は電動ガンにしておいてもいいかもしれません。